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ぽかぽか通信~川崎区地域保健福祉かわら版~

地域包括ケアシステム

「みんなでつなごう! ちいきの輪」を開催!

2017/03/28

声をかけ合える、顔の見える関係を目指す「地域包括ケアシステム」が本格的に始まりました。いざという時、地域の周りの人とのつながりは大きな安心につながります。その大切さを伝えるイベントを平成29年2月に開催しました。
大勢の子どもたち、ご家族、シニアの皆さん、地域で活動されている方々が集まりました。開会式に先立ち、会場ではハートのクローバー大作戦の“色輪っか”づくりがスタート。一人ひとりが願いや希望を書いたカラフルな短冊を“色輪っか”にしてつなぐ“ハートのクローバー大作戦”です。地域福祉のイベントなどでつないできて、中央・大師・田島の3 地区を象徴する大きなハートのクローバーが完成しました。完成式では会場に集まった皆さんの大きな期待と拍手の中、つながった枚数を発表。その数10,448 枚。みんなの気持ちが“ 色輪っか” のように大きくつながりました。
この他、地域包括ケアシステムの取組の紹介、共育ひろば主宰者・牧岡英夫さんによる「ちいきの輪」についての講演に続き、ミニコンサート、ふれあい広場などを行いました。当日の様子をレポートします。
完成した大きなハートのクローバーを囲み、全員で記念撮影
完成した大きなハートのクローバーを囲み、全員で記念撮影
平成28年度 地域包括ケアシステム普及啓発イベント
「みんなでつなごう!ちいきの輪」
会場:川崎市役所第4庁舎(川崎市川崎区宮本町3番地3)
日時:平成29年(2017年)2月4日(土)10時30分~13時
内容:地域包括ケアシステムの取組紹介、講演「みんなでつなごう!ちいきの輪」牧岡英夫さん、色輪っかでつくるハートのクローバー大作戦、ふれあい広場、ミニコンサート
入場無料

地域包括ケアシステムの取組紹介

土方慎也川崎区長ならびに来賓の挨拶に続き、地域みまもり支援センターの地域ケア推進担当より、昨年から本格的に始まった地域包括ケアシステムの取組を紹介いたしました。すでにいろいろな場所でお話しておりますが、地域の輪の大切さ、重要性がご理解いただけたのではないかと思います。
地域包括ケアシステムの取組紹介
地域包括ケアシステムの取組紹介

地域包括ケアシステムについて

東日本大震災、そして熊本地震は、まだ記憶に新しいものがありますが、地域のつながりの重要性が再認識されたと言われています。いざという時、地域の周りの人とのつながりは大きな安心につながります。日頃から安心して健やかに暮らせるまちづくりをしていくことがとても重要になります。声をかけ合えるような顔の見える関係、地域の実情に応じた“つながり”の仕組みづくり「地域包括ケアシステム」の取組が昨年から本格的に始まりました。

川崎区の現状と課題

川崎区は市内で2番目に高齢化率が高く、約2.8人で1人(22.0%)の高齢者を支えています。また、高齢者人口に占めるひとり暮らしの割合は市内で一番高く、約4人に1人(24.5%)がひとり暮らしをしています。区内の大規模マンションなどへ若い世代の転入者が増加し、慣れない環境で子育てをしている家庭が増えています。日常生活を取り巻くさまざまな地域の課題が存在し、“地域のつながり”が重要となってきています。

地域の活動再発見

川崎区役所・区社協連携による取組により、川崎区には400を超える地域の活動“ちいきの輪”があることが分かりました。一方、見守りやサロンなどの活動団体や通いの場がまだ知られていないという課題もあり、地域の活動の再発見に取り組んできました。区内に14カ所ある“地域の縁側”を体験するブースを社協福祉まつりなどで出展した他、紹介リーフレットの配布、パネル展示を行いました。また、区内の保健福祉情報を発信している「ぽかぽか通信」により、地域の活動団体の取組を紹介してきました。

次世代につなぐために

地域福祉の活動者が高齢化し、次世代の担い手が不足しています。幅広い世代の参画を促すための意識の醸成の取組を継続しています。「おやつカフェ in かわさき」で子育てしやすい地域の見守りについてのテーブルトークを実施しました。「地域のつながり」についてのアンケートを行い、年齢が高くなるほど、互いに相談したり、生活面で協力し合っている割合が高いなどの多世代による意識調査を行いました。昨年度に募集した見守り・助け合い標語の看板設置、標語を掲げたグッズを活用した啓発を行いました。本日のイベントでも行っていますが、「見守りの輪 助け合いの輪をひろげよう!」をテーマに“色輪っか”で作るハートのクローバー大作戦をかわさき区子育てフェスタ、川崎区社協福祉まつり、地域イベントなどで行ってきました。

できることから始めよう! 見守り・助け合い

社会福祉協議会、民生委員児童委員、区役所、地域の皆様、それぞれの立場でできることを行い、地域のつながり、見守りの輪、助け合いの輪を広げていく、それが地域包括ケアシステムです。

講演「みんなでつなごう! ちいきの輪」 牧岡英夫さん

川崎愛泉ホーム職員という専門職と行政の立場、その後、地域の一員として地域福祉の立場、その両方を経験され、地域の輪づくりに活躍されている牧岡英夫さんから、地域の輪づくりの秘訣を経験と本音も交えてお話いただきました。笑い、そして“うなずき”もあり、熱心にお聞きいただけたようです。ここでは内容の一部をかいつまんでお伝えします。
人を点、関係を線、組織を面で図解
人を点、関係を線、組織を面で図解
講師プロフィール
「共育ひろば」主宰者 牧岡英夫さん
元川崎愛泉ホーム職員。1975年から2003年まで、隣保施設「川崎愛泉ホーム」でコミュニテイワーカーとして、母と乳児の自主保育活動、学童保育、小学生・中学生のサークル活動等で、障害児と一般児童がともに過ごす活動を経験。愛泉ホーム退職後、「共育ひろば」を川崎区内に立上げ、学童保育を軸に拠点を活用しながら高齢者の居場所としても機能させるなど、現在も地域福祉の分野で活動しています。

地域とかかわりのある人ほど健康

「ある研究によると、小学校高学年から中学、そして子育て時期に地域との関係が最も高まり、その後、60歳、70歳と高齢になるにつれて地域との関わりが下がっていくと言われています。私の経験では、高齢になり再度地域との関係が上がっていく人も多数見ています。また、米国や日本での研究で、週に2~3日外出する人は元気というレポートがあります。高齢で“地域との関係が高い”と“外出の機会が多い”は関連があり、地域とのかかわりが高いと健康だと言えそうです」

高齢になり、もう一度地域とのかかわり、地域への軟着陸、ソフトランディングを求めている人がとても多い。ところが、どうやったら良いのか知らない人や、わからない人が多いと感じています。また、いまさら人の世話にはなりたくないという遠慮タイプや、若いときから地域とのかかわりが少ない人もいます。気になっているがどこに向かって発信してよいかわからない。ご近所として、または町内会・自治会としてやったのでは軋轢を生みそうだというとき、行政や専門職の方々の支援を積極的に受けるべきだと思います。これらの機能として期待できるのが今年度スタートした「地域包括ケアシステム」だと思うのです。ある方がおっしゃっていました。ご近所の人が何かを頼むのでもなく声をかけてくださった、そのことがどんなに自分を救ってくれたことか。支え合いというのは、そんなことではないかという気がします。

地域に共感と共鳴の風を流す

何を誰に向けて発信するのか、当事者や直接的な支援者が発信したことを関係者はどのように受けとめてくれるのか。間接的な支援者が発信者となって、周囲の理解者や無関心層に伝わっていくこともあります。また、そのように伝わるように発信することも大切です。やらなければならないこと、できることを、バランス良く、「(か)書き、(き)聞く、(く)工夫する、(け)検討する、(こ)行動する」で行うと良いでしょう。地域活動ではメンバーの高齢化による限界もあり、ときにはお休みするなどの自由さがあっても良いのかなと思っています。

どんなに法律・制度的に正しいことを言っても、地域の中で受け入れてもらえないことがあります。住んでいる私たちが解決しなければならない問題の多くは、“そうだよね”という共感する風が流れていくことが大切ではないでしょうか。人に聞こえるつぶやき、あなただけに言うけど、ここだけの話、そういうことを繰り返し言うことで風が流れていくのだろうと思うのです。

住民だからできること

高齢者の方が亡くなったとき、残る私たちがどういう時間を過ごせるかということがとても重要なことだと思います。亡くなった方のことがわかるのは、隣に住んでいた私たち、姿を知っている私たち、一緒にお話をした私たちだと思うのです。行政だけに任せるのではなくて、私たちも一緒になって住民だからどうあれば良いかを伝えていくことだと思います。地域包括支援センターの職員の方、行政の方々、本当に頑張ってくれています。一方で私たちが地域としてもっともっと発信をしていく。今、ようやくそのスタートラインに立ったのではないかなと感じています。

“色輪っか”でつくる ハートのクローバー大作戦

短冊に願いごとを書き、“色輪っか”をつなぐ
短冊に願いごとを書き、“色輪っか”をつなぐ
完成直前の大きなクローバー、途中の枚数は「??197」
完成直前の大きなクローバー、途中の枚数は「??197」
最後に土方川崎区長が“色輪っか”をつなぎ、<br>3つのハートのクローバーが完成
最後に土方川崎区長が“色輪っか”をつなぎ、
3つのハートのクローバーが完成
“kawasaki iro Wakka”(川崎色輪っか)は、川崎にちなんだ「かわさき折り紙」の短冊をつなぎ、川崎市民としての一体感と地域愛を育むことを目的にした活動です。毎年7月に多摩川河川敷にビッグアートとして披露されます。区内のイベントなどで少しずつつないできた“色輪っか”。本日のイベントでも開会式の前から皆さんの手で願いごとを書き、一つひとつつないできました。完成式ではパネルに大きく「??448」と枚数を表示。最後に来賓と土方川崎区長が“色輪っか”をつなぎました。皆さんの大きな期待の中、つないだ“色輪っか”の枚数を発表。1万枚を突破し、10,448枚に。中央・大師・田島の3地区を象徴した大きな3つのハートのクローバーが完成しました。

ハートのクローバー大作戦で使用した「かわさき折り紙」は、市民活動グループ「からふる!」が開発したもので、川崎の自然・歴史・産業などの資源の中から選ばれた川崎由来の20色から構成されています。会場には「かわさき折り紙」についてのパネルやパンフレットもあり、その由来や何か懐かしい色合いに興味を持たれた方も多数いらっしゃいました。

完成式の最後に、区長も交えて全員でちいきの輪を象徴する輪を作り、笑顔で記念撮影を行いました。大きなハートのクローバーと一緒に撮影し、写真を印刷してお渡しするサービスもあり、多くのご家族が記念撮影を楽しんでいました。

ミニコンサート by Adagio

Adagio(アダージョ)の演奏のよるミニコンサート
Adagio(アダージョ)の演奏のよるミニコンサート
会場の皆さんも右に左にリズムを取り、楽しいコンサート
会場の皆さんも右に左にリズムを取り、楽しいコンサート
お昼からの30分間、川崎区を中心に音楽活動を行っているボランティア団体Adagio(アダージョ)の演奏を楽しみました。「川崎市歌」、「川の流れのように」、「となりのトトロ」などの曲を吹奏楽器と歌で堪能。Adagioとは音楽用語で「ゆるやかに」という意味のイタリア語です。管楽器・ピアノ・歌を中心に音楽を奏でる活動を「ゆるやかに」に続けているそうです。保育園や地域子育て支援センター、子育てフェスタなどで演奏することもあり、お聞きになった方もいらっしゃるかも知れません。音楽に合わせて聴衆の皆さんも右に左にからだを動かしてリズムを取り、会場が一体となった子どもから大人まで楽しめるコンサートでした。

ふれあい広場

大勢の人で賑わう“ふれあい広場”
大勢の人で賑わう“ふれあい広場”
講演やミニコンサートの終了後に大勢の人が“ふれあい広場”を訪れ楽しみました。ハートのクローバー大作戦の“色輪っか”でも使用している「かわさき折り紙」を使った川崎ゆかりの折り紙コーナー、蝶々やネックレスもあるアートバルーンのコーナー、想い出のフォトフレームづくりのコーナー、楽しい手作りゲームコーナーに分かれ、子どもたちとご家族、シニアの皆さんが楽しい時間を過ごしました。また、地域活動を行っている方々が歓談している姿も会場のあちらこちらで見ることができました。
禅寺丸の柿色で禅寺丸柿を折ってみよう
禅寺丸の柿色で禅寺丸柿を折ってみよう
川崎ゆかりのものを作ろう! byからふる!
「かわさき折り紙」を使って、川崎ゆかりの折り紙を作るコーナーです。川崎大師・だるまの「緋色」、南武線の「黄色」、禅寺丸の「柿色」などの川崎ゆかりの20色の折り紙で、川崎大師のだるま、南武線、禅寺丸柿などの折り紙を作りました。
可愛いフォトフレームができました
可愛いフォトフレームができました
想い出のフォトフレームづくり
写真を飾る台紙を作るコーナーです。いろいろな飾りを選び、台紙に貼っていきます。糊付け前に飾りを配置して全体を検討するお子さん、とりあえず糊付けするお母さん、飾り付けの方法にも個性があり、思い出に残るフォトフレームがたくさんできあがりました。
素敵なバルーンのネックレスをプレゼント!
素敵なバルーンのネックレスをプレゼント!
アートバルーン
イベントなどで人気のアートバルーン。細長い風船を器用に曲げて、蝶々、犬、刀、ネックレスなどを作り、皆さんにプレゼントしました。バルーンの蝶々を胸に飾ったり、刀で遊んだり、特にお子さんに大好評でした。
わにわにパニック お父さんの方が夢中に
わにわにパニック お父さんの方が夢中に
手作りゲームコーナー
わにわにパニック、さかなつり、はらぺこあおむしのまとあてのゲームコーナーです。どれも一見単純そうですが、やってみると難しいけど楽しいゲームでした。たくさんのさかなを釣り上げたちびっ子太公望や的あての穴に密着して一生懸命ボールを入れる幼児もいて、スタッフの皆さんからも楽しい笑いが巻き起こるコーナーでした。
さかなつり たくさん釣れるかな
さかなつり たくさん釣れるかな
はらぺこあおむしのまとあて 的が小さいので難しいよ
はらぺこあおむしのまとあて 的が小さいので難しいよ

来場した方に感想をお聞きしました。

“ふれあい広場”で感想をお聞きしました。小さいお子さんからは“ふれあい広場”のゲームが楽しかったという感想が多く、また、ミニコンサートも好評でした。お聞きした一部ですが、ご紹介いたします。

ハートのクローバーに書いてある言葉を見て、地域の輪は本当に大切だと思いました。
たくさんの“色輪っか”が素晴らしい。一つひとつが人に見えて地域の力を見たように思いました。
区の取組の講演と展示コーナーを見て、川崎区にはいろいろな活動があるのがあらためて分かりました。
気軽に参加できるコンサートで良かった。また、聞きに来たいです。
途中から参加したので、ミニコンサートを聞き逃したのが残念でした。
地域の輪の講演では、人のつながりを図式で解説いただき、目から鱗が落ちました。
行政などの支援を求めてしまいがちですが、地域であるからできる活動を見直してみようと思います。
活動の継続は大変でお休みしても良いかなという牧岡さんの講演には共感できます。
地域活動をしていますが、外国人にバルーンをあげると大げさに喜んでくれて励みになります。
他の地域活動のグループの人と話ができて有意義でした。課題も似たようなものでした。
かわさき折り紙を見て、いろいろな新しい折り紙があるのに驚きました。色も綺麗ですね。
子どもが南武線の車両を作りましたが、青色に塗ってしまいました。
わにわにパニックは単純だと思っていたのですが、はまってしまいました。

地域の活動のパネル展示やパンフレットもあり、川崎区のいろいろな地域活動、今後の地域包括ケアシステムの活動を総合的にご理解いだたけたのではないかと思います。最後に本日のイベントのスタッフ全員で記念撮影を行いました。みなさんご来場いただき、ありがとうございました。